5月には「5類」に移行する新型コロナ。3月13日からは、マスクの着用が個人の判断に委ねられます。今後、新しい生活様式はどう変わっていくのでしょうか?専門家に、日常で気を付けるべきことを聞きました。
JR東日本「マスク着用はお客様のご判断で」
3月7日、JR東日本の深澤祐二社長は、「基本的にお客様のマスク着用は、それぞれのお客様のご判断におまかせする」という見解を示しました。3月13日以降、乗客にマスク着用を求める車内放送を打ち切るとし、新幹線や列車での座席の対面利用を控えるように求める放送も取りやめます。
さらにJR東海でも、3月13日以降、東海道新幹線や在来線で、マスク着用を呼びかける放送を取りやめることが明らかになりました。
「罪悪感が薄れる」「トラブルが起きそう」SNSでは賛否
政府の見解では、新幹線や高速バスなどではマスクを外すことを容認しています。ただ、通勤ラッシュ、混雑した電車バスなどでは、着用を推奨しています。マスクについて‟個人の判断”が難しいところですが、SNSではこんな声も上がっています。

「良いことだと思います。駅や空港でのアナウンスや貼紙がなくなれば、国民のノーマスクに対する罪悪感も多少は薄れる」
「正直どうしようか検討中ですが、今後はマスクを忘れても慌てなくていいので、まあ良かったかな」
「ラッシュ時は、目の前でマスク無しの咳をされるのは嫌だな。同調圧力でトラブルも起きそう」
「満員電車ってどこから?空いていてもクレーマーがいるだろうから、マスク専用車両を作ってほしい」
恵俊彰:
様々な意見が上がっていますが、JR東日本として、基本的にはお客様の判断ということのようですね。
東北大学大学院 小坂健教授:
そうですね。本当にこれからは個人個人の判断ということになりますが、やはりそれは「勝手にしていい」というよりも「他の人に配慮する」ということも忘れてはいけないと思います。
くしゃみや咳をするときに、布や袖で覆うという咳エチケットもありますし、絶対感染したくないという人がいる場合には、我々もマスクをするということも場合によってはいいんじゃないかと思います。
弁護士 八代英輝:
(花粉症など)それぞれの理由があってマスクする・しないというのはあると思うので、自分のことを中心に気にかけるということが基本なんだろうなと。
人混みや換気ができないようなところでは、エチケットとして着けるように、マスクを持ち歩くというのは、やはりまだ大事だと思いますね。