一方、「星の虹」は仕事探しなどのため携帯電話を預ける必要はなく、カウンセラーの資格を持つ二星星さんによる心のケアや弁護士の紹介、就職支援も合わせて行うのが特徴です。

二星星さん:
必ず自立をしてこの家を出ていくというのがルールです。あえて部屋代を取るという、働かなければならない状況に置き、「出ていくのが目標ね」と入る時に言われる。
これこそ私があったら良かったなと思った支援なんです。

5部屋のうち2部屋はすでに入居していて、残り3部屋も入居を検討する人がいるなど支援を求める人が多いとも感じています。

利用希望・相談する人:
「今までの生活から抜け出せて肩の荷が下りました」
「ここに来て初めて自分のことを話せました。山梨にこういう場所ができて良かった」

かつての自分と同じような経験をした人を支援したい。

二星星さんはこのシェアハウスの事業を新たなモデルケースにしたいと考えています。

二星星さん:
作っておいてなんなんですけど、いつかこのシェアハウスが必要ないっていうような街づくり県づくり社会づくりをしていきたいなと思っています。