遺伝子を組み換えたメダカを無許可で所持したなどとして、販売業者の男ら9人が摘発された事件を受け、環境省は全国のペットの販売業者などに対し、遺伝子を組み換えた魚の飼育や販売が禁止されていることを改めて周知しました。

遺伝子を組み換えた生物の取り扱いは、生物の多様性への悪影響を防ぐため「カルタヘナ法」と呼ばれる法律で規制されています。

警視庁はきょう、遺伝子を組み換えたメダカを国の許可を得ずに育てたなどとして、販売業者の男らあわせて9人を摘発しました。

この事件を受け、環境省はきょう、全国の自治体やペットの販売業者などに対し、遺伝子を組み換えた観賞用の魚の飼育や販売などが禁止されていることを改めて周知しました。

また、環境省は今後、今回摘発された男らに対して、カルタヘナ法に基づく行政指導を行う予定です。