ハンコメーカーの新規事業 ウイスキーづくりへの挑戦
蒸留所は『大谷』などの出資で設立しました。
倉庫の改修など、投資額は約2億5千万円。スタッフもはじめは驚いたそうです。

【工場長 伊藤且弥さん(当時)】
「いやあ、びっくりしました。どういう風にやるのかもまったくわからないし、どんな施設ができるかも全くわからないですし」
これまで扱ってきた『はんこ』とは分野も全く違う、まさに一からの挑戦です。ただ、今では楽しみの方が大きくなっています。
【工場長 伊藤且弥さん(当時)】
「自分がこういう機械・機材に触ってというのは、すごくやりがいがあるというか、好奇心が強いのか、楽しくやってます。初めてやることなんで楽しいですね」
それにしても、はんこの会社がなぜウイスキーだったのでしょうか?
大のウイスキー愛好者だった堂田さんですが、背中を押したのは地域に魅力的な事業を起こす研究会への参加でした。

【新潟亀田蒸溜所 堂田浩之社長】
「事業創発のプログラムというのが新潟であった時に、『自分の好きなことを仕事にする方が突き詰められるよ』というようなお話をいただいて。『じゃあ、自分の好きなことって何だろうな』というふうに考えて、そのひとつがウイスキーということで始めさせていただきました」