理容や美容を学ぶ高知市の専門学校で卒業式が行われ、コロナ禍の逆境を乗り越えてきた生徒たちが、自分の夢や目標に向かって大きくはばたきました。
華やかな晴れ着姿で卒業したのは、高知理容美容専門学校、美容科の生徒47人です。これまで必須だったマスクを着用するかどうか選べたり、表彰状を直接手渡したりと、ウィズコロナの兆しが見られる卒業式となりましたが、保護者は、別の教室で配信を視聴するなどの対策もとられました。入学以来、全国規模のコンテストが中止となるなど、コロナの影響を受けてきました。近藤邦夫校長からは、「コロナ禍を力強く乗り越えてきた自分を信じて、人生を切りひらいてほしい」とエールが送られ、生徒たちは、夢の実現に向けて大きく羽ばたきました。
(2年 山本陽向さん)
「普段あるものがなかったりということが多かったと思います。でも周りの友達や先生がいつも支えてくれて、その助けがあったのが一番大きかったと思います」
(2年 近藤奏真さん)
「技術だけでなく、内面や人としてのことも学べたと思います。美容師は接客業なので、いつでも明るくお客さんに優しく接することができるような美容師になりたい」
今月31日には美容師の国家試験の結果が発表され、生徒たちはその後、県内外の美容室で経験を積んでいくということです。