松山市が作成した水道管の老朽化対策を訴える広報資料に交通事故で水漏れした際の写真が使われていた問題をめぐり、松山市議会から市の説明を疑問視する声が上がりました。

水道料金の値上げを今議会に提案している松山市が、今年1月に市民に配った広報資料。

水道管の老朽化対策の必要性を訴える記事に交通事故による水漏れの写真が添えられていました。

梶原時義議員
「これが実は老朽化じゃなくて交通事故で車がぶつかった写真。“脅し広告”をしているんじゃないか」

公営企業管理部長
「水道管が老朽化して壊れたらどのようになるかということを市民の皆様に分かりやすく思い浮かべてもらうためのイメージ写真として使用したもの」

7日の市議会で梶原時義議員は、今年1月に内部から問題を指摘するメールが職員5人に送られていたにも関わらず、先月、報道機関から問い合わせを受けるまで知らなかったという市の説明は不自然だとただしました。

梶原時義議員
「おかしいじゃない!5人の職員が誰も見ずに報告もしない。そんなことがありえますか?部下の責任ですか?」

市は、職員がメールを開封したものの確認していないと説明しています。