愛媛県四国中央市の住宅で白骨化した2人の遺体が発見された事件で、警察は20日、このうちの1体が、届け出た住人の妻と判明したと発表しました。

事件は17日、四国中央市金生町下分にある2階建て住宅で、1階の台所と洋間から衣服を着たままの白骨化した遺体が、それぞれ1体ずつ発見されたものです。

遺体発見を届け出た男性は、この家で、妻と知人男性の3人で暮らしていたと話していました。

そして、警察によりますと、司法解剖の結果、台所で見つかった1体は、届け出た男性の妻で、1968年1月生まれの加藤緑さんと判明しました。

死後数年、経過しているとみられますが、骨折などは無く、詳しい死因は分かっていないということです。

一方、洋間で見つかった1体は、60から70代の男性とみられ、こちらも詳しい死因は不明です。

警察は残る1体の身元の特定を急ぐとともに、届け出た男性に事情を聞くなどして捜査を進めています。