松山市の花として親しまれている色とりどりのツバキを集めた展覧会が、松山城二之丸史跡庭園で始まりました。

大きく花を開いた真っ赤なツバキ。
松山城の二之丸史跡庭園で始まった「つばき名花展」です。

会場内には愛媛県内原産の品種を中心に伊予つばき協会の会員が育てたおよそ130種・160本のツバキが並んでいます。

今治市大島で発見された「寂玲」という品種。
雄しべの先端がすぼまっているのが特徴で、小さいながらも上品で艶やかな紅色の花を付けます。

一方、福岡原産の「桃太郎」。
大きく開いた花びらは淡い桃色で、外側から内側にかけて次第に白くなっていくグラデーションを楽しむことができます。

伊予つばき協会 窪田定義副会長
「ツバキは花形が豊富というのが一番大きな魅力。トータルでいろいろな花の形を見て楽しんでもらいたい」

このほか、およそ40種のつばきの苗の販売も行われているつばき名花展は、3月12日まで開かれています。