愛媛県新居浜市は6日、2015年度から2020年度までの介護保険料について、72人に対し誤った保険料を徴収、または還付していたと発表しました。

新居浜市によりますと、過大に徴収していたのは6人のあわせて13万9800円で、お詫びの文書を送るとともに職権によりさかのぼって返還手続きを行うことにしています。

一方、過大に還付したのは66人の190万4400円で、時効の2年を過ぎているため、返還を求めることはできないということです。

新居浜市によりますと、2015年4月に厚生労働省の保険料を計算する際の基準となる日が新たに追加されたものの、当時の担当職員がシステムの設定更新を失念していたということです。

去年12月に外部からの指摘を受け、調査を行い誤りが判明したということで、新居浜市は、今後、制度改正の際は、複数の担当者がシステム委託業者と正確な内容を把握し、関係部局と情報交換を行うなど、再発防止を徹底するとしています。