弓矢で国道をまたいだ先の的を狙う神事、百手祭りが、このほど対馬市で行われました。
対馬市美津島町小船越地区で、大漁や商売繁盛を願って行われる「百手祭り」。
裏側に「鬼」と書かれた的が、国道や住宅を越えた60メートル先に置かれ、弓矢で狙います。
射手を務めるのは地元の郵便局長、早田彰士さんです。
9本中1本でも的を射抜けば地区に幸せが訪れると言いますが…なかなか当たらないまま、9本目を迎えます。
射手・早田彰士さん:
「ラストいきま~す」
地区の人:
「最後の一発」
惜しくも的の上でした。
射手・早田彰士さん
「ことしは何も考えてなかった。無心。この行事だけはなくそうという人が誰もいないんで、多分未来永劫続いていくのかなと」
江戸時代から続くと言われている「百手祭り」。地区の繁栄を願う神事が受け継がれています。