ロシアが攻勢を強めるウクライナ東部の要衝バフムトをめぐり、ロシア側は「実質的に包囲した」と主張しました。

「ワグネル」創設者 プリゴジン氏
「ワグネル部隊がバフムトをほぼ包囲した。残るは一本の道だけだ」

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者・プリゴジン氏は3日、バフムトを実質的に包囲したと主張。そのうえでゼレンスキー大統領にウクライナ軍を撤退させるよう促しました。

前日には、バフムト中心部付近だとする場所で戦闘員が楽器を演奏する映像も投稿していて、バフムト制圧が近づいているとアピールする狙いがあるとみられます。

ウクライナ側は東部地域で作戦を指揮する陸軍司令官がバフムトを訪問し、兵士を激励したと発表する一方、現地メディアは国家警備隊の副司令官が状況は危機的だとしているなどと伝えています。