東京都内で梅毒の患者が急増し、去年の感染報告数が過去最多となりました。

東京都は3日、匿名で検査を受けられる無料の検査場を設置しました。

東京都では、性感染症の梅毒の感染者が急増していて、去年1年間で過去最多の3677人の感染者が報告されました。10年前と比べ、およそ12倍となっています。

これを受け、東京都は梅毒の早期発見につなげるため、新宿や立川など都内4か所に無料の検査場を設置しました。

検査はきょうを含め7日間受けられ、匿名でその日のうちに結果が出るということです。

梅毒は、特に20代女性の感染者が増えていて、不妊や流産の原因になる可能性もあることから、東京都は「早期発見し、治療することをぜひお願いしたい」としています。