世界文化遺産の登録を目指す「佐渡島(さど)の金山」の推薦書がユネスコの審査を通過し、諮問機関=イコモスに送られました。花角知事は、「ひと安心」と話しています。

県によりますと、1日の夜、国から「推薦書は要件を満たしていてイコモスに送られた」と連絡があったということです。
「佐渡島の金山」をめぐっては、政府が去年2月、一度推薦書を提出していましたが、構成遺産の説明の一部に不備があると指摘され、今年の登録を断念。来年の登録を目指し、今年1月、ユネスコに推薦書を再提出していました。

【新潟県 花角英世知事】「ひと安心ということですかね。佐渡市と一緒にしっかり準備を進めたいと思います」

【佐渡市 渡辺竜五市長】「絶対大丈夫だと思っていたが、確実に通ったという声を聞いてほっとしていますし、またイコモスの受け入れに向けて頑張っていかなければいけないと思って、また新しい意欲が湧いてきている」

イコモスの現地調査は、今年の夏から秋ごろに行われるものとみられていて、順調に進めば、来年2024年の世界遺産委員会で登録の可否が判断されます。
