1日から始まった春の全国火災予防運動に合わせ、愛媛県松山市では、消防署の職員らが一人暮らしの高齢者を訪問し防災を呼びかけています。

このうち松山市中野町では、松山南消防署の職員が地元の民生委員や消防団員とともに、一人暮らしをしている80代の女性の自宅を訪問しました。

台所のコンロや仏壇の周りに燃えやすいものが置かれていないかなどをチェックしたほか、住宅用の火災報知器の設置を呼びかけました。

消防署職員
「火災報知器は台所ではなく、寝室に。煙を寝ている時に吸って目覚めることなくそのまま…ということがあるので」

松山市消防局によりますと、去年、松山市で発生した火災で亡くなったのは8人で、そのうち5人が高齢者だったということです。

松山市消防局では、今月22日までに市内の一人暮らしや寝たきりのお年寄り約1200世帯を訪問する予定です。