先月28日、宮崎県川南町の民家から、2頭の大型犬が一時逃げ出す騒ぎがありましたが、去年11月にも同じ大型犬2頭が逃げ出し、警察が捜索していたことがわかりました。

高鍋保健所は、1日、飼い主の男性を、県犬取締条例の係留義務違反で指導したということです。

警察などによりますと、先月28日、川南町川南に住む男性が、室内で飼っていた大型犬2頭がいなくなったと、警察に通報しました。

逃げ出したのは、体長70センチ、体重40キロの、ボルドーマスティフとピットブルのミックス犬2頭で、警察などによる捜索の結果、先月29日午後5時すぎまでに、いずれも川南町内で発見され確保されました。

けが人はいませんでしたが、周辺の小学校では、児童の安全のため、集団下校の措置を取るなど、影響が出ました。

高鍋保健所によりますと、同じ大型犬2頭は、去年11月にも民家から逃げ出し、住民の通報を受け、捜索した警察に確保されたということです。

1回目の去年11月は、犬が、民家の網戸を壊して逃げ出し、2回目の今回は、飼い主が、玄関のカギを閉め忘れたのが原因だということです。

高鍋保健所は、1回目と2回目、いずれも、この男性を、県犬取締条例の係留義務違反などで指導。今回は、具体的な再発防止策を文書にまとめるよう求めたということです。