3月のスタートに合わせるかのように1日は各地で気温が上がりました。”黄色い丘”として知られる菜の花の名所では、季節の花が咲き競い、穏やかな春の情景が広がっています。
(山内可菜子アナウンサー)
「時折雲の隙間から差す日も温かくなってきましたこちら一面菜の花が咲き誇っていて春の香りに包まれています」

日中、ぽかぽか陽気となった1日の愛媛県内。大洲では最高気温が20度を超えたほか、松山や四国中央などでも20度近くまで上がり、各地で今年一番の暖かさとなりました。
伊予市の山あいにある佐礼谷地区では、菜の花が見頃を迎えていて現在7分から8分咲き。「黄色い丘」を鮮やかに彩っています。

(家族連れ)
「きれいで3月という節目には持ってこいというか、また頑張ろうと思えるきれいさ」
「黄色がいっぱいでかわいくて綺麗です」

この地区で最近注目を集めているのが…こちらも黄色い花をつける、ミモザです。2017年に植樹が始まり現在植えられているミモザはおよそ50本。房状の可憐な花が開き始めた木もあり、1日から始まった「イヨミモザまつり」に合わせて徐々に咲き進む見込みです。

ロウバイの木にもまだ花が残っていて、菜の花との競演も…。季節の移ろいを感じる事が出来ます。また、黄色い丘では1日単位で店を構えられるチャレンジショップが新たにオープン。初日の1日は、愛南町の地域おこし協力隊OBが、地元の河内晩柑をPRしていました。

(チャレンジショップを運営する逢沢亜月さん)
「平日でも人がひっきりなしに来てくれるようになったので気負わずにスモールビジネス発信の地として皆さんが集ってくれるといいなと思っています」

地域おこし協力隊に限り1日1100円でこの店舗を使用できるということで、黄色い丘を拠点にした地域活性化の可能性がさらに広がりそうです。