カブスの鈴木誠也(28)は28日(日本時間3月1日)、アリゾナ州メサのキャンプ施設で取材に応じ、左脇腹の痛みでWBC出場辞退となったことについて「残念の一言。本当に悔しい」と無念の思いを口にした。
鈴木は26日のフリー打撃中に左脇腹の張りをトレーナーに伝え、練習を途中で切り上げオープン戦を欠場した。MRI検査を受けた結果、球団は左脇腹の症状の程度を「MODERATE(モデレート)」と発表。左脇腹腹斜筋の中等の損傷という診断となった。
鈴木は「くしゃみができなかったぐらい痛かった。まだ痛み自体はある。まずそこをとっていかないと」と初めて痛めた箇所に戸惑いを見せた。「なかなか治りづらい場所でもありますし、ぶり返すことが結構ある箇所ではあるので、焦ってまたシーズン途中で離脱というのは絶対に嫌なんで、とにかくしっかり治してからやりたいなと思っています」と前を見つめていた。
侍ジャパンでは主軸として期待されたが無念の出場辞退については「残念だなと。その一言です」と力なく話し、栗山監督にも連絡を入れ「いやもう、本当にすいませんという感じで話しましたけど。まずしっかり治して、という形では言われました」さらにエンゼルス・大谷翔平(28)には「一緒に帰る予定だったので、あの、申し訳ないみたいな感じの話はしました。ヌートバーよろしくって言っておきました」と連絡をしたことを明かした。
「久しぶりに日本で、日本のファンの皆さんの前でやれるチャンスがあったので、すごく楽しみにしていたんですけど、こういう形で離脱ってなってしまったのはすごく申し訳ないですし、楽しみにしてくれていたファンの皆さんにすごく申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど、でも他に日本代表で頑張る選手もたくさんいるんで、そこをしっかり応援してもらいたいなと思います」と悔しさを滲ませていた。