「ロート製薬」が“飲食業”に進出 薬ではなく食事で元気届ける 

熊崎キャスター:
続いては、ロート製薬です。おなじみの製薬会社ですが、1月15日に、“食の複合施設”「ロートレシピ茶屋町店」を大阪にオープン。

“お腹の底から元気になれる”ということで、健康的な食事を提供するカフェや、野菜なども購入することができる。健康意識の高い企業ですので、みなさんに、食事から健康になってほしいとオープンしたということです。

メニューも充実していて、ロートグループで育てた旬な有機野菜などを使用したセットや、有機パイナップルで育てた石垣島産のアグー豚「南ぬ豚」の網脂ハンバーグ。

食材にもこだわり、健康にも留意している。

警備会社「ALSOK」が“ジビエ肉”を販売⁉ 本業が縮小する中、技術を活かす

最後に見ていくのはALSOKです。ALSOKといえば、警備会社だが、ALSOK千葉では、2014年からイノシシなど害獣の捕獲事業を開始。さらに、2020年からは、その害獣のジビエの加工販売も始めたということです。

“警備”と“ジビエの加工販売”、どこで結びついたのかというと、ALSOKの警備技術が使われているということです。

例えば、不審者が侵入した場合、それをセンサーで感知してすぐ警備員が駆けつけるというシステムがあります。これを、罠にかかった野生動物をセンサーで感知して、すぐに罠の管理者へ通知するシステムに転用。さらに、管理者が電話をすれば、ALSOKの担当者が駆けつけ、対応してくれるというシステムになっています。

さらに、現金輸送車追跡システム。車がどこを通っているのか追跡するシステムがありますが、これも使われています。ジビエの野生動物が、どこで捕獲されて、どう出荷されて、どう届いたのかを追跡。食の安全、信頼にもつながっています。

防犯カメラとか、金属探知機とかも、ALSOKではよく使われているが、これらも加工工場で使われていて、異物混入などを防ぐ食品の安全管理につながっているそうです。

井上キャスター:
現金輸送事業が、電子マネーへの移行によって縮小。だったら新しい事業へ。企業も新しいことをやっていかないと。