ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、ロシアと同盟関係にあるベラルーシのルカシェンコ大統領が28日から中国を訪問し、習近平国家主席と会談します。

ベラルーシのルカシェンコ大統領は28日から3月2日までの予定で中国を訪問、滞在中に習近平国家主席と会談します。

ベラルーシはロシアのウクライナ侵攻を支持していて、習氏ともウクライナ情勢をめぐり協議するものとみられます。

訪問に先立ち、ルカシェンコ大統領は中国国営新華社通信のインタビューに対し、中国が先週発表した「停戦を呼び掛ける文書」について、「新しい独自のイニシアティブだ」と評価。「いかなる国際問題も中国抜きには解決できない」として中国の役割を重視する考えを示しました。

また、中国が進める巨大経済圏構想「一帯一路」などを通じた中国との経済協力を評価し、今回の訪問でも経済協力を強化したい考えを繰り返し強調しています。

中国外務省は27日の記者会見で「この機会に両国関係の全面的な協力と更なる発展を促進することを期待する」としています。