マリウポリ市、アゾフスタリ製鉄所からの市民の避難ですが、ウクライナの軍事組織「アゾフ連隊」の幹部が「実現していない」と明かしました。

30日未明、私たちのインタビューに応じたのは、「アゾフ連隊」の幹部、マクシム・ジョリン司令官。

上村彩子キャスター
「今の状況をお聞きしたいのですが、ロシア軍による空爆はきょうもあったんでしょうか?」

アゾフ連隊 マクシム・ジョリン司令官
「空爆のない日はない」

今も民間人数百人を含む2000人近くがいるというアゾフスタリ製鉄所。国連のグテーレス事務総長はプーチン大統領との会談後、“製鉄所からの市民の避難に国連などが関与することで合意した”と述べていましたが…。

上村彩子キャスター
「市民の避難は、きょうはどういう状況だったんでしょうか?」

アゾフ連隊 マクシム・ジョリン司令官
「きょう、民間人が避難する予定があり、ウクライナの支配地域から避難用のバスや救急車を出したが、ロシア側は避難を邪魔したり延期したりして、現時点で一人も避難していない」

アゾフ連隊が公開した製鉄所内の新たな映像には、暗闇の中、シャベルで瓦礫を掘り起こす男性の姿などが写っていました。

アゾフ連隊 マクシム・ジョリン司令官
「一部のシェルターは空爆が続き破壊され、負傷した民間人ががれきの下敷きになっている。ロシアは避難のための人道回廊を設置していると宣伝しているが、民間人のいる場所や避難所を爆撃している」

上村彩子キャスター
「どうやったらうまく避難できると思いますか?」

アゾフ連隊 マクシム・ジョリン司令官
「国連や各国の代表者も避難を実現させるためにマリウポリに来て、安全性を保証する必要がある。このままでは民間人の死者が増え、ロシア側は世界に嘘をつき続ける」