お供え用につかわれるシキミの栽培のスマート化を目指します。
シキミの産地、宮崎県延岡市北川町で、ドローンを使った散布試験が行われました。

これは、シキミ栽培の省力化を目指そうと、国の事業を活用して、宮崎県や愛媛大学、それに民間企業などが共同で取り組んでいるものです。

急な斜面で栽培されるシキミは、年に8回から10回、葉の両面に農薬散布が必要で、現在は3日ほどかけて農家が手作業で行っています。

27日は、実際にドローンを使ってさまざまなデータを収集したほか、水を散布して葉にどのようにかかるのかを水に濡れると色が変わる紙を使って調べました。

(県東臼杵農林振興局農政水産企画課 梅木哲也 課長)
「スマート機器のドローンを使って、防除が省力化できて、このシキミの産地が長く生産できるようなところまでもっていけたらというふうに思っています」

このプロジェクトは2024年度まで行われ、実現すれば、防除作業が現在の10分の1程度に省力化されるということです。