27日、甲府市の市街地で空を見上げる人たち・・・。
スマートフォンで撮影する人も・・・。

その視線の先にあるのはドローンです。

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これは、東京に本社を置く「A.L.I.Technologies」が山梨県庁で行った実証実験です。

実験は、2022年12月に改正航空法の施行で可能となった、人がいる上空を目視なしで飛ばす「レベル4」の飛行を想定して行われました。

ドローンにはカメラやセンサーが取り付けられていて、離れた場所にあるコンピューターが周囲の状況を把握。

地図データの3Dモデルを使い、決められたコースを自律飛行しました。

GPSを使った場合は数m以上の誤差が出ますが、今回の実験の技術を使うと ほとんど誤差がなく飛行することが可能になるといいます。

A.L.I.Technologies 片野大輔社長:
GPSだけだとなかなか精度が出ないところを、より安全にドローンを飛行させる結果につながると思いますので、今後、山梨だけでなくて全国に広がっていくといいなと思っています。

国土交通省 都市政策課 内山裕弥 課長補佐:
こういったものがどんどん実装されていくと、ドローンを使った物流や様々なサービスが世の中に実際に実装されていくと思いますので、非常に期待しております。