山梨県が臨時で行った無料の歯科健診を受診し口腔ケアをした人は、しなかった人より新型コロナウイルスへの感染率が低かった事がわかりました。
県は口腔ケアが感染リスクの低減に「一定の効果がある」としています。

県は2022年4月から6月18歳以上の県民に対し無料で臨時の歯科健診を実施しました。
県によりますと受診した1万273人のうち第7波にあたる6月から9月に新型コロナウイルスに感染した人は5.2%にあたる534人でした。
これは同じ期間での県全体の感染率7.5%よりも低くなっています。
また2020年と2022年、両方の臨時の歯科健診を受診した人の感染率は4.5%とさらに低いことが分かりました。
県は口腔ケアが感染リスクの低減に「一定の効果があった」としています。
県は、適切な口腔ケアは糖尿病の重症化や誤嚥性肺炎の予防などにもつながるとして今後も歯科健診を推進していきたいとしています。