古い建物に調和する手作りの「アート盆栽」を楽しんでもらおうと、明治期に建てられた「渡辺蒿蔵旧宅」に「日本手工芸指導協会」師範・岡野芳子さんの作品30点が展示されています。

最新作の「ななかまど」は鮮やかな赤い実が熟していて、虫食いや枯れかかっている様子などもリアルに表現しています。

「野草の散歩」は、かたくりやなでしこ、たんぽぽなど8種類の野草が咲いています。器に描かれている絵と同じ野草を制作したということです。「ぶどう」のみずみずしい粒は紙粘土。「ねこやなぎ」や「ふきのとう」などで作った春を迎えるための寄せ植えもなども並んでいます。

「アート盆栽展」は2月27日まで開かれています。