来月の「自殺対策強化月間」を前に、宮崎市で、自殺予防を呼びかけるキャンペーンが行われました。

宮崎市のイオンモール宮崎で行われたキャンペーンには、宮崎県の職員のほか、みやざき犬も参加し、買い物客にチラシや啓発グッズを配りました。

県によりますと、県内でおととし自殺した人の数は207人で、人口10万人あたりの自殺者数を示す自殺死亡率は19.6人と全国ワースト5位でした。

自殺した人の数では、男性は女性のおよそ3倍になっているということです。

(県地域福祉保健・自殺対策担当 野口愛子さん)「自殺はいろんな悩みが積み重なって、最後においこまれていくという風に言われております。もし周りのご家族・友人・職場の方、しばらく眠れていないとか異変があったときには、『どうしたの?』という風に声をかけていただいて、気持ちをひたすら聞く、傾聴するということが非常に大事です」

県は、自殺予防の取り組みとして、経済や健康など様々な悩みに応じるワンストップ相談会を、来月18日にイオンモール宮崎で開くことにしています。