立て続けに起こる凶悪事件…去年8月以降“犯罪が増加”
時効が2024年10月に迫る中、今も犯人につながる情報を探し続けている朴さん。その一方で最近の木屋町に危機感を抱くようになったと話す。
(朴善均さん)
「頻度が多いなと。(木屋町で起こる)事件の頻度が多いんで、やっぱりこれからもそういった(兄のような)事件が増えるんじゃないかなという不安と心配はあります」
きっかけとなったのは2022年12月に起きた“ある事件”。兄のことを連想させるものだった。木屋町を歩いていた会社員の男性が、20歳の男2人に絡まれ、路上で殴る蹴るの暴行を受けたのだ。
(目撃者)
「血だらけ、ガラス割れて窓割れて、車とかにバーンって当たったりして。ガラスでどついたり、乱闘みたいな。血が出ていた」
男性の命に別状はなかったが、顔の骨を折るなどの重傷だった。
捜査関係者によると、男たちの動機は次のようなものだった。
(男)
「肩ぶつかったから殴った」
木屋町では今、凶悪事件が立て続けに起きている。
2022年9月に撮影された写真。外国人の男が男性とトラブルになり、持っていたアイスピックで男性の胸を複数回刺して殺害しようとしたという。
警察によると、木屋町における犯罪の認知件数は新型コロナウイルスの流行により年々減少していた。だが、2022年8月に行動制限が事実上解除され、夜の街での犯罪が一転、増加しているのだ。