4月に長野県軽井沢町で行われるG7=主要7か国の外務大臣会合を前に、テロなどを想定した訓練が行われました。


訓練は佐久市の大型商業施設で行われ、県警や消防、施設の従業員などおよそ70人が参加。

犯人が刃物で買い物客2人を襲い、不審な液体を店内に放置したという想定で行われました。

従業員は買い物客に避難を呼びかけ、けが人の応急処置を実施。

警察と消防に通報し、警察にはスマートフォンで現場の映像を送りました。

警備員が犯人の動きをさすまたなどで封じている間に、警察官が現場に到着し、すきを見て身柄を確保しました。

その後、不審なペットボトルを取り除く訓練も行われ、防護服に身を包んだ県警機動隊のテロ対策部隊が手順を確認しました。


(佐久警察署・宮島卓也警備課長)
「いつ何時、どこで何が起こるかわからないご時世なので、今回のように官民一体となった訓練を続けて警察だけでなく、地域全体での対処能力の向上を図っていきたい」

G7外相会合は4月16日から18日まで軽井沢町で開かれます。