今月10日、元プロ野球選手の入来智さんが死亡した交通事故で、入来さんの車と衝突した普通乗用車を運転していた男性が、一時停止の標識に気付かず交差点に侵入したとみられることが分かりました。

元プロ野球選手の入来智さんは、今月10日の夜、宮崎県都城市の交差点で、軽乗用車を運転中、普通乗用車と出合い頭に衝突し死亡しました。55歳でした。


警察によりますと、事故現場は、信号機のない交差点で、普通乗用車が通行していた道路側に、一時停止の標識がありました。


しかし、運転していた東京都の33歳の男性は「初めて通った道で交差点に気づかず、気づいたら車が来ていた」と警察に話しているということです。
このため、警察では、この男性に対する過失運転致死の容疑も視野に捜査を進めています。


入来さんは、読売ジャイアンツ時代には、現在オリックス・バファローズのコーチをつとめる弟の祐作さんと同時に在籍し、「入来兄弟」として話題になりました。

入来さんは、出身地の都城市で、介護士として働いていました。