長野市の3月市議会が開会し、荻原市長は青木島町の公園の廃止問題をめぐって、近く解決案を示すと述べました。

また、議員定数を3減らす条例改正案が可決され、17年ぶりに定数が削減されることになりました。

「もはや青木島遊園地の存廃という問題だけでなく、周辺の住環境、子育て環境など、顕在化してきた課題を含めて、総合的に改善・解決していく必要があると」

市議会で提案説明に立った荻原市長。


青木島遊園地の廃止問題について、住民の中に意見の対立もあることから、公園だけでなく周辺の子育て環境を含めて、総合的な改善案を近く提示する考えを示しました。

青木島遊園地をめぐっては、市が廃止方針を固めていましたが、存続を求める声が相次いだことから、住民説明会を踏まえ、存続も選択肢に再検討が続いています。

また、市議会では、議員定数を39から36に3議席減らす条例改正案が採決され、賛成29反対7で可決されました。

定数削減は、2006年に42から39に変更して以来17年ぶりで、2023年秋に予定されている市議会議員選挙から適用されます。

本会議終了後には、長野市議会で初めての政治倫理審査会が開かれました。

協議するのは、青木島遊園地の問題を巡り市の職員との電話のやり取りをライブ配信した、無所属の小泉一真(こいずみ・かずま)議員の行為についてです。

審査会では3月にも小泉議員から意見聴取するなどして審査を行い、勧告の内容を決定することにしています。