「寒暖差疲労」って知っていますか?
最近のように、20度近い日もあれば、急に1ケタに冷えこんだりと、寒暖差が激しいときに起きる疲労という事ですが、どうも、悩んでいる人が多いようです。まずは街の皆さんの声です。
寒暖差にカラダがついていかない!
「確かに疲れる気がします。なんとなく疲れるな、みたいな。また寒くなりますよね~、カラダついていかないな~、とは思います。」
「私はすごくあります。若い頃からなんとなくこう、ちょっと頭痛がしたりとかいうことがあったんですけど、年を重ねるごとに、それがちょっと敏感になってきたという感じですか。急に気温が低いという時も、なんとなく、だるさがあったりします。」
「私はしんどいです。寒暖差で疲労がたまってるのか分からないですけど、なんか眠くなって、すぐ寝ちゃう。夜もすぐ寝て、朝起きられないみたいな感じです。それが結構、続きました。芯から冷えるみたいな、なんかだるいな、みたいな感じです。ずっと寒い方がまだ平気ですね。」
寒暖差で不調が出る「寒暖差疲労」とは
街の皆さん、この時期、疲労に悩んでいるようですが、では、こういう「寒暖差疲労」とはどういうものなのか?専門外来を設けている先生にお話を伺いました。
――「寒暖差疲労」って本当にあるんですか?
せたがや内科神経内科クリニック 久手堅司院長
「寒暖差があると、疲労がよりつらくなるもので、このジェットコースターみたいな天候の頃は、不調を訴える方が多くいます。実際、今日が専門外来の日なんですけど、『ちょっと寒暖差が辛くて』って言う方が多かったです。」
――そうした方は増えているんでしょうか?
せたがや内科神経内科クリニック 久手堅司院長
「この外来を始めて数年経ってますけど、訴える方が増えてきています。たぶん認識されてきたというのもあるんでしょうけど、増えていますね。」
――どのくらいつらいんでしょうか?
せたがや内科神経内科クリニック 久手堅司院長
「そうでない方からすると、『たかだか寒いだけでしょ』って言われるかもしれませんが、当事者からしたら、ありとあらゆる不調が出るんで本当につらいんです。寝込む方もいます。今、辛い方はたくさんいますね。」