津軽塗の若手職人の作品を集めた「津軽塗フェア」が青森県弘前市で開かれています。
フェアは弘前大学大学院地域社会研究科の高橋憲人(たかはし・けんと)さんが津軽塗の若手職人たちの作品を発表する場を持ってもらおうと企画しました。会場には12人の若手職人が手掛けたアクセサリーや小物を中心に600点余りが展示即売されています。作品の多くは藩政時代から綿々(めんめん)と受け継がれている技法も取り入れながら、サクラの花や花火などの模様を描くなど、新しい感覚の津軽塗が表現されています。
※弘前大学大学院地域社会研究科 高橋憲人研究員
「若手職人も既存の技法にとらわれず日々いろいろ試行錯誤して新しい塗り方などを考えてますので、今回アクセサリーとか飾り物とか食器以外のものもたくさん作ってますのでぜひ皆さん好きなものを発見しに来てほしい」
会場には幅広い年代層が訪れ、津軽塗のニューウェーブをじっくりと見て回り、気に入ったものを買い求めていました。津軽塗フェアは23日まで開かれています。