実は全世界の「金」は日本に16%もある

齋藤キャスター:
世界で見てみると金の資源は競技用プール約4杯分だと言われています。

そんな中で、“都市鉱山”という言葉があります。家電製品などの中に存在する資源(銀など)のことを言うんですが、日本に眠る「金」は世界の「金」のうちの16%を占めているということです。

そして熊本市では意外な場所から金を発見しています。場所は市が管理する斎場です。

火葬後の残骨灰(金歯など)から、貴金属を抽出・精錬をして売却をしているということですが、残骨灰というのはどうしても斎場に残ってしまう灰のことを言います。この処理の方法に関しては、あらかじめ遺族の方にもしっかりと説明をした上で売却をしているということです。

2018年に残骨灰処分で出てきた貴金属は、
・金 7.5キロ
・銀 29.3キロ
・プラチナ 124グラム

売却額は約6882万円でした。
売却代金は斎場の運営費などに充てるということです。

萩谷弁護士:
残骨灰については戦前の古い、いわゆる今の最高裁にあたるところの判例があって、お骨をあげるまではご遺族の所有権だけども、お骨をあげた後は市町村の所有権だという判決があるので、それに基づいて運用されてるのかなと思うんです。もちろんご遺族の方が別の意思表示をした場合はそのように扱ってくれると思います。

井上キャスター:
聞いた気時に、遺族のものじゃないの?って思いました。

萩谷弁護士:
80年ぐらい前の判決で、一応お骨をあげるまでの前後で分けてるんです。