島根県・松江市は、開発を促す地域と制限する地域を区分けする「線引き制度」を廃止する考えを明らかにしました。これで、何が変わるんでしょうか?

1970年に導入された松江市の「線引き制度」は、「市街化区域」と農地や緑地を守る「市街化調整区域」に分ける制度です。


しかし開発が進む「市街化区域」では新規出店などに適した土地がなく、開発ニーズに対応できない状態。加えて開発が制限される「市街化調整区域」では人口減少が著しいことなどから、市は線引き制度の廃止に舵を切りました。

松江市都市政策課 服部広 課長

「市街化区域の中も、松江市の場合大きい土地がない状況です。一概には言えませんが、松江市で【山陰初出店】や【島根初出店】がなかなかありません。線引き制度が壁になっているところがあると思います。開発のチャレンジができるように、スピード感をもって対応したいと思います」

松江市は2026年中をめどに、新たな土地利用制度を検討していくとしています。