『二酸化炭素の排出ゼロのまち=ゼロカーボンシティ』の実現を目指し、新潟市が東京に本社を置くバイオマスプラスチックメーカー「バイオマスレジンホールディングス」と、16日に連携協定を結びました。
【記者リポート】「牛丼チェーンの持ち帰り用の袋、ハンバーガーチェーンのフォークやスプーン…。これらはコメ由来のバイオマスプラスチックで作られています。私たちの身近なところで導入が増えています」
コメ由来のバイオマスプラスチック『ライスレジン』は、食用に適さない古いコメなどを最大70%まで混ぜることで、石油系プラスチックの含有量を大幅に減らすことができます。
新潟市では2050年までに『二酸化炭素の排出ゼロ』を目指しています。
バイオマスプラスチックを通して、環境に配慮した取り組みについて市民に考えてもらったり、新潟市産の資源米やもみ殻などを活用した取り組みを進めたりして、ゼロカーボンシティの実現に向けて企業と連携して取り組みます。

【新潟市 中原八一市長】「ゼロカーボンシティに向けて、コメを使ってという点で、市民の皆さんからもさらにご理解が進むのでは」

【バイオマスレジンホールディングス 神谷雄仁CEO】「プラスチック製品は身近なものが大半なので、気づいたら『ライスレジンが使われている』・『新潟のおコメでこんなものができている』って思ってもらえるように頑張っていきたい」

「バイオマスレジンホールディングス」が、自治体と政策に関する連携協定を結ぶのは、新潟市が初めてだということです。
