母親『本当に夢見心地な6年間、いい学校生活を送らせてもらった』

 今年3月に小学校を卒業する翔太くん。この6年間、一度も休みたいと家族に伝えたことはありませんでした。翔太くんの家族はこのインクルーシブ教育に出会えたからこそ前向きな学校生活を過ごすことができたと話します。
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 (翔太くんの母親 木野美奈さん)
 「6年間を通して勘違いさせられた6年間だったなと思います。健常児なのか障がい児なのか、あんまり壁がない。これが当たり前って思いすぎて、ちょっと一歩外に出て『あっ、そうや、障がいがあったんや、うちの子』っていう。本当に夢見心地な6年間、本当にいい学校生活を送らせてもらっていたんじゃないかなと思いますね」

   (記者)「6年間大満足ですか?」
 (翔太くん)「うん」

 揺れるインクルーシブ教育のあり方。文科省は通知は撤回しない方針で、今後も教育委員会などに説明を続けていきたいとしています。

 (2023年2月14日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」内『特集』より)