原材料価格の高騰で様々な物の値段が上がっていた矢先にウクライナ情勢が悪化し、値上げの品目は多岐にわたっています。住宅を建てるにも資材が手に入りにくい状況に。

関連資材が軒並み値上がり 住宅価格も上昇

大分市の住宅メーカー「SAKAI」では今、ロシア産の床材が入手困難になっているといいます。去年12月にオープンした住宅展示場でも床や天井に使用された「ロシアンパイン」。価格が手ごろで強度があるとして、人気の床材でした。

SAKAIモデルハウス

(SAKAI・臼井栄仁社長)「社で手掛ける家は自然派住宅なので、この床が使えないのは非常に困っている。入ってこないとなるとほかの床材を使わないといけないので家を建てる時にコストが上がる」

コロナ禍以降、世界的な半導体不足や資材価格の高騰が住宅業界に影響を与えています。ウッドショックによる木材価格だけでなく、コンクリートや鉄筋、住宅設備なども軒並み値上がり。SAKAIではコロナ前に比べ、坪単価で5万円ほどの値上げとなっています。

(SAKAI・臼井栄仁社長)「(以前は)2100万円で建てられたものが、今だと2300万円、2400万円になっているので建てる方に影響が一番出ている」

お好み焼き店「ショック」 夏に再び値上げの動き

大分市萩原で35年にわたって広島風お好み焼きを提供している「宮じま」。コロナ禍の打撃に加え、かつてないほどの値上げラッシュに頭を悩ませています。

(広島風お好み焼宮じま店主・疊谷泰子さん)「電気代にしてもガス代にしても、支払いの時にびっくりする」

去年4月と比べてガス代はおよそ25%上昇。サラダ油は30%、小麦粉は25%、マヨネーズは20%など、あげればきりがないくらい多くのものが値上がりしています。

(広島風お好み焼宮じま店主・疊谷泰子さん)「お好み焼きを作るのに欠かせないものが値上げされているんです。日常買うものが身近で上がっているのがすごくショック」

テイクアウトのみの営業で、店の売上は減っていますが、価格は据え置き。人気メニューの「宮じま焼」は750円のままです。

(広島風お好み焼宮じま店主・疊谷泰子さん)「値上がりと同じくらい給料が上がったという話は聞かない。やっぱりお好み焼きは庶民の味なので、もう少し頑張ってみようと思う。夏にこれ以上あがることがあれば、また考えないといけない」

コロナ禍に加え、ウクライナの情勢の悪化。さらには円安傾向と不安要素が山積する中、値上げ傾向はまだまだ続くという見通しです。

(大銀経済経営研究所・諏訪愛奈研究員)「複合的な要因で上がってきているというのがあって、なかなか解決が難しい状況になってきている。夏ころにまたもう一段階いろんな物の値上げというのが起こると見ている」

暮らしに身近なものが次々と値上がりし、先行きは不透明に。買い控えも懸念され、影響はさらに広がりそうです。