東京都は認証店に求めてきたマスク着用の徹底について、来月13日以降、基準から削除することを決めました。

東京都 小池百合子 知事
「飲食店の皆様方にご協力いただいている国の第三者認証制度でございますが、食事中以外のマスク着用の推奨について、認証基準から削除されました」

東京都はきょう、マスク着用をめぐる方針や「5類」への引き下げに伴う医療体制を決定しました。

▼マスク着用については、これまで都が認証した飲食店に着用を徹底するよう求めてきましたが、来月13日以降、認証店の基準から削除し、客の判断に委ねることを決めました。ただ、感染対策として、店側が客や従業員にマスク着用を求めることもできるとしています。

医療体制については、▼PCRなどの無料検査や、▼軽症者などの陽性者登録センター、▼隔離目的の宿泊療養施設が廃止されます。一方で、▼重症者などの入院調整や、▼入院費の公費負担、▼コロナ病床の確保に対する補助は継続されるということです。

また新たに、発熱や症状などを相談する「新型コロナ感染症相談センター」を設置するほか、これまで新型コロナを診てこなかった診療所などが診察できるように設備や検査機器の支援を行うということです。