バッターで目立っていたもう1人は、小園海斗 でした。バッティングの方では、追い込まれながらも逆方向へヒットを放ちます。

そして、この後の守備、見事でした。三遊間の当たりを横っ飛び。すばやい送球で
アウトに。打撃に、そして守備にと目立っています。

栗林投手は、WBCのボールを実際に使っての登板でした。全ての球種を使ったそうです。「何ら違和感はありませんでした」と話していました。
その栗林投手、紅白戦の登板後、すぐに坂道ダッシュを何本も何本も繰り返していたんです。

このキャンプを迎えるにあたって、やはり、あせりや不安も少なからずあったそうなんです。ただ、「このキャンプはもうあっという間でした」という話をしていました。そして、日本代表の合宿に向けまして、「あとはやるしかない。日本代表の足を引っ張らないようにチームにとにかく貢献していきたい」と話していました。今度は侍ジャパンの栗林をどんどんと応援していきたいです。
13日午前中はブルペンで主力投手の2人・大瀬良大地 と 九里亜蓮 が投球練習を行いました。

黒田博樹 球団アドバイザーが見つめる中、まずは大瀬良。球数はトータル75球でした。1球1球、ていねいに自らのチェックポイントを確認しながらの投球でした。

そして、九里。こちらは57球でした。かなり実戦を想定するような投球でした。ボールカウントを設定したり、バッターボックスに打者を立たせての57球となりました。

大瀬良・九里ともに自らのペース、自らの仕上がりでしっかりと前進しているようでした。

日南キャンプは、あす15日で打ち上げということになります。そして、13日の練習後に 新井貴浩 監督から1・2軍の入れ替えが数人あるという話がありました。ファーム2軍からは會澤翼、韮澤雄也、アドゥワの3選手が沖縄キャンプに合流という話が出ています。
石橋真 アナウンサー
― 九里投手はフォームの改造も行っているようですが、順調?
「本人は、まだこの時期だけに手応えうんぬんというところまで話は出てこないんですけども、ただ1歩ずつ前進。自らのチェックポイントを確認しながらというところがありますので、ベテランピッチャー、開幕までにはという期待もあるかもしれません」