多くの困難を乗り越えて通水した大河津分水にあやかり受験生を応援する“お守り”が燕市の資料館で配られています。その名も「合格通水石(つうすいぜき)」です。

燕市にある信濃川大河津資料館で14日から配られているのが…。袋に「通(とおる)」の文字!その名も「合格通水石(つうすいぜき)」です。

去年、通水100年を迎えた大河津分水。改修工事に伴って撤去された治水の要=床固(とこがため)の石を、受験生たちに特別な“お守り”として配ることにしたのです。

「諦めなければ意思は通ずる」!長年、地域を水害から守ってきた石には、受験生の背中を押すエールが込められています。

【受け取った人は(孫が受験生)】「通水の石をもらって、孫たちにも自分たちの将来が思うように“通って”ほしい」

【国交省 北陸地方整備局 信濃川河川事務所 岩川岳史さん】「非常に苦労して先人の方たちが(建設を)取り組んでおられました。その思いを私たちは受け継いで令和の大改修を行っておりますけども、その思いを受験生の皆さまに共有して応援したいという思いで届けさせていただきました」

「合格通水石(ぜき)」は限定100袋。燕市の「信濃川大河津資料館」と長岡市の「にとこみえ~る館」で配られています。