新潟県五泉市の60代女性が、9日から12日にかけて、約198万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。
警察によりますと、9日午後6時すぎ、五泉市の60代女性の携帯電話に、「利用料金について話したいことがある」などと通信会社を名乗ったショートメッセージが届いたということです。
女性が記載された連絡先に電話したところ、男から「検索サイトの未納料金がある。ウイルスに感染しており、国の救済制度が適用になるので、銀行のATMで未納料金を払え。電話は絶対に切るな」などと言われたため、相手が指定する口座に約10万円を振り込みました。
その後も12日までの間に、女性の携帯電話に複数回着信があり、ネットセキュリティ機関を名乗る男から他の未納料金やサイバー保険の名目で現金を要求され、4回にわたって、188万円を振り込んだということです。
女性はさらに現金の振り込みを要求されていましたが、13日に五泉警察署を訪れて相談し、詐欺被害に気付いたということです。女性の被害額は約198万円でした。
警察によりますと、県内各地で特殊詐欺が疑われるような電話やショートメール(ショートメッセージ)が相次いでいることから、被害に遭わないよう呼び掛けています。