長野県松本市で開催中の「マツモト建築芸術祭」。
歴史的な建造物と絵画や彫刻などのアートが「コラボ」するというユニークなイベントです。
その魅力に迫りました。

今から130年以上前の明治時代に建てられた趣ある古民家。
その中庭にある漆喰の蔵が建築芸術祭の会場の一つです。
中に入って見ると…。

ノスタルジックな空間で、現代アートが輝きを放ちます。
歴史的な建物と芸術作品の融合や対比。
それがこの「建築芸術祭」のテーマです。
市街地にある19の会場を舞台に、4日に開幕しました。

(鑑賞した人)「彼女はフランスから来てるんですけど」

「建物とアートを結合させながら展示するのが新しくておもしろい」

県内に残る最古の西洋館とされる旧司祭館(きゅうしさいかん)。
宣教師の住まいとして建てられました。
市民に親しまれてきた建物が新進気鋭の芸術家による表現の舞台に。
かつて、住んでいた宣教師たちもその変わりように驚くことでしょう…。

(市民)「ちょくちょく散歩してる場所、そこでまた新しい文化が見れるというのはいいかと思いますけど、アートは難しい…」