■「アメリカの気球も違法に飛行」 中国外務省が反発
アメリカ軍が3日連続撃墜した正体不明の飛行物体について、中国外務省は13日の会見で「知らない」と述べました。
中国外務省報道官
「米側がミサイルで正体不明の飛行物体を相次いで撃墜したが、力の使いすぎで過剰反応だ」
その上で…
中国外務省報道官
「去年以降、米側の気球は中国の関係部門の許可なしに10数回も違法に中国の領空を飛行した。事実上、アメリカこそ世界最大の偵察国家だ」
一方、中国の一部メディアが伝えた山東省沖で確認されたとされる正体不明の飛行物体については、「関係部門に聞いて欲しい」とだけ述べました。

小川彩佳キャスター:
日本でも飛行物体の目撃情報が過去にありました。気球が日本上空に現れた場合、撃墜しようと思ったらできる環境にあるのでしょうか?
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
これは領空侵犯にあたりますので、法律的には撃墜できるんですね。
一方で日本の自衛隊は戦闘機が侵入した場合には航空自衛隊の飛行機が相手に警告をして「退去しろ」とか「強制着陸しろ」とか警告するマニュアルがあるんですけど、気球の場合は無人ですから警告はできないので、新しいマニュアル的なものは必要でしょうね。
この問題で米中の応酬が段々エスカレートしてますよね。こういうときこそ外交の出番ですので、話し合いの糸口を探ってもらいたいと思いますね。















