仙台市は、一定以上の規模の土地について掘削や盛り土を行う際に必要な届け出をしなかった事務処理のミスが今年度だけで少なくとも4件あったと13日公表し、謝罪しました。原因は職員の理解不足としています。
仙台市によりますと、届け出漏れのミスがあったのは、東長町小学校の校舎増築工事など4件の工事です。
土壌汚染対策法は、3000平方メートル以上の土地について掘削や盛り土、地盤改良を行う場合は、都道府県知事や政令市の市長への届け出を義務付けています。

去年11月に民間の工事で届け出漏れがあったことを受けて確認を進めたところ、都市整備局営繕課の所管分だけで4件の届け出漏れが発覚しました。原因について、市は、職員の理解不足と発注前に確実に確認できる事務手順でなかったためとしていて、いずれも実際に土壌が汚染されているおそれはないとしています。

市は、届け出が義務付けられた2010年までさかのぼって全ての事例の調査を行い、全容を把握することにしています。