「台湾有事」の回避に向けて意見を出し合うシンポジウムが沖縄県那覇市で開かれ、台湾の識者は関係国の対話や民間交流の必要性を強調しました。

これは立場や思想を越えた対話を通じ「台湾有事」を回避しようと開かれたもので、県内の学識者や元ジャーナリストをはじめ台湾から招かれた識者2人が登壇しました。

台湾国防部傘下にあるシンクタンクの林彦宏准研究員は、台湾海峡で局地的な軍事衝突が起こる可能性に言及し「中国と台湾は対話ができるまで時間がかかる」との見解を示しました。

これに対し、台湾の輔仁大学で国際政治学を教える何思慎教授は、ここ数年、中国と台湾の関係は悪化していると述べ、衝突回避のために対話や民間交流を深める必要性を強調しました。