軍がクーデターで実権を握ったミャンマーで27日、軟禁状態が続くアウン・サン・スー・チー氏に対して、汚職の罪で禁錮5年の有罪判決が言い渡されました。
スー・チー氏の裁判は27日、首都ネピドーの特別法廷で非公開で行われました。
弁護人によりますと、スー・チー氏に対し、国家顧問の座にあった際に多額の現金や金塊などの賄賂を受け取ったとして、汚職の罪で禁錮5年の有罪判決が言い渡されたということです。
スー・チー氏は3月に開かれた法廷で、「汚職があったという主張は完全に間違っている。私には賄賂を受け取る理由がない」などと述べていました。
去年2月のクーデター後に拘束され、軟禁状態が続くスー・チー氏は、社会不安を煽った罪などですでに禁錮6年の刑を受けていて、今回の判決で刑期はあわせて11年となります。
これまでに少なくとも17件の容疑で訴追されているスー・チー氏の刑期は、あわせて150年を超えるおそれもあり、軍側には、76歳と高齢のスー・チー氏を政治から排除し、影響力を封じ込める狙いがあるとみられています。
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