国内でも珍しい発酵茶=「碁石茶(ごいしちゃ)」の審査会が9日、2年ぶりに大豊町で開催されました。

「碁石茶」は大豊町で生産されている発酵茶で、淡い酸味や独特の香りが特徴です。現在は、農家4軒と農業法人が生産をしています。2004年から品質維持を目的に審査会が開かれていて、9日、大豊町で開かれた審査会には、高知大学や県の関係者などおよそ20人が参加。おととしと去年生産されたあわせて6種類を基準の碁石茶と比較して味わいや香り・見た目など5項目を評価しました。

(大豊町碁石茶協同組合 吉村優二 専務理事)
「去年の碁石茶は天候が心配されましたけれどいい碁石茶ができたと思っています。大豊で碁石茶を作っていることを一人でも多くの人に知ってもらいたい、碁石茶を手に取って飲んでもらいたいと思う」

今シーズンの生産量は例年の半分ほどのおよそ500キロ。審査された碁石茶は味や香りなどの基準を全て満たしていました。大豊町碁石茶協同組合は今後もイベントなどを通してPRしていきたいとしています。