女性に声をかける不審者が春先から増えるのを前に、愛知県警の天白警察署が、キックボクシングの日本チャンピオンを招いて、女性に対する護身術の訓練を行いました。



名古屋市天白区の十六銀行には2月9日、女性行員や地域の防犯ボランティアの女性らおよそ20人が集まり、護身術の訓練が行われました。

講師に招かれたのはキックボクシングの日本チャンピオン大崎一貴さん。天白警察署が、春先から女性に声をかける不審者が増えるのを前に被害を防ごうと企画しました。

大崎さんは、「もし前から突然腕を捕まれた時は、不審者の方に踏み込んで、肘で相手の鼻を攻撃する」など、不測の事態に対応できるよう指導しました。

愛知県内では、おととし、女性に対する声かけやストーカー行為が3677件起きていて、前の年に比べて200件ほど増加するなか、警察が警戒を呼びかけています。