街なかで目にする機会が増えてきた無人店舗。食品を取り扱う店舗や、自動販売機を思い浮かべる方も多いと思いますが、ある意外な場所も無人化していました。

中川環アナウンサー:「見えてきました。こちらですね。利用されている方がいらっしゃいますよ」

富山駅前のマリエとやまに去年12月にオープンしたワーキングスペース。テレワークや自習に利用できます。

コインスペース 栗原知也社長:「いかに気軽にご利用いただけるかというところに特徴を持っていまして」

店内にスタッフはおらず、利用者は自分の好きな席につくと備え付けのQRコードを読み取り、携帯電話の番号を入力して利用開始ボタンを押すだけ…。

カフェのようにふらっと立ち寄って、気軽に利用することができます。

各席にはwi―fiや電源も完備。1人用の席から最大4人まで利用できる個室があり、会話や通話が可能な席もあります。

実際に利用している人はー。

利用者:「まず支払いがPayPayでできるというのが僕的にはすごくやりやすくて」

利用者:「とにかく気軽に安く、利用させていただけるので助かります」

コインスペース 栗原知也社長:「利用料は1時間300円ですね。もし1日ずっとご利用いただいても1000円で止まるような料金になっています」

コロナ禍によるテイクアウト需要の増加で一気に拡大した従業員を配置しない無人の店舗。ランニングコストが安く、新規参入しやすいのも理由の一つといいます。

コインスペース 栗原知也社長:「もともと首都圏を中心に運用していましたけれども。富山自体はやはり色んな取り組み、先進的な取り組みをされていますし、起業家支援もされているとか。そういった意味で私どもの提供しているサービスとの親和性が高いのではないかというところがありまして、今回富山に出店させていただきました」