モスクワを訪れた国連のグテーレス事務総長がロシアのラブロフ外相と会談し、ウクライナで深刻化する人道問題の解決に向け、調整グループの設置を提案したことを明らかにしました。

ラブロフ外相との会談で「停戦と平和的解決に向け対話の環境を見つけたい」と語ったグテーレス事務総長。

何十万人もの命が脅かされている状況にあり、「真に安全な人道回廊」が緊急に必要だと訴え、ロシア、ウクライナ、国連の3者が参加する「人道問題の調整グループ」の設立を提案したことを明らかにしました。

国連 グテーレス事務総長
「この戦争を早く終わらせることが、ウクライナの人々、ロシアの人々にとっても、より良いことだというのが私の強い信念です」

また、ウクライナで指摘されている戦争犯罪の疑いについては、独立した調査が必要との考えを示しました。

一方、ラブロフ外相は…

ロシア ラブロフ外相
「我々の軍は、この8年間、攻撃を受け続けてきた人たちの権利を守っている。その間、国際社会は無視していた」

ラブロフ氏はウクライナで親ロシア派が迫害されてきたと主張したうえで、「過去数十年にわたり欧米で蓄積されてきた問題をウクライナが浮き彫りにした」と指摘しました。

グテーレス氏は、この会談の後にはプーチン大統領と、28日にはウクライナを訪れ、ゼレンスキー大統領とも会談する予定です。