アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズが1月に発表した「今年行くべき52か所」でロンドンに続き、盛岡が2番目に掲載され話題を集めました。記事を執筆したライターのクレイグ・モドさんが7日、盛岡市役所を訪れ、谷藤市長と懇談しました。

(リポート)
「クレイグ・モド氏を待つ会議室です。関心の高さがうかがえます」

 ニューヨーク・タイムズ紙の企画「2023年に行くべき52か所」に盛岡を推薦する記事を書いたのは、日本在住のアメリカ人ライター、クレイグ・モドさんです。7日は記事の掲載後初めて盛岡を訪れ、反響の大きさを改めて実感していました。

(谷藤裕明 盛岡市長)
「盛岡市をご推薦いただきありがとうございました」

 モドさんへ感謝の気持ちを伝えた谷藤市長に対し、モドさんは改めて盛岡の魅力についてこう語りました。

(クレイグ・モドさん)
「歩きやすい街並みが綺麗で歩きにはすごく合ってる感じで。自然との向き合い方がすごく良かったし、やっぱり若い方が個人の店が頑張ってるとか、やろうと思ってるとか」

 6日に盛岡に着いたモドさんは、記事の中で盛岡の魅力として紹介した「ナガサワコーヒー」の長澤一浩代表や、「東家」の馬場暁彦社長と交流しました。

(クレイグ・モドさん)
「昨日もね、長沢さんとお会いできてね。彼もすごい喜んでて」

 日本に来て23年目のモドさん、その旅のこだわりとは。

(クレイグ・モドさん)
「できるだけ街の中を歩こうとしたんですよ。街に来てこの目的があるっていうより50キロ歩けば絶対面白い出会いもあるし、面白いお店とも出会ったりするし」

 モドさんは9日まで盛岡に滞在し、記事の反響などを追加取材することにしていて、その内容は再びニューヨーク・タイムズに掲載されるということです。